グローバル × 座談会

ルールも市場も、自分の手で切り拓く。
一人ひとりの挑戦が、世界のKAMEDAをつくっていく。

Yuma K.
2014年入社  主任
海外事業本部 海外事業部

大学時代に中国へ留学を経験。その時に各国の留学生から「亀田の柿の種」が好評だったこと、そしてサッカー好きで「アルビレックス新潟」を亀田製菓がサポートしていることを知り興味を持つように。入社後の5年間は、関西で国内営業を経験。2019年より海外事業部に所属し、中国への長期出張を経験。
※所属は2023年3月現在

世界企業よりも、
これから世界に出ていく方が面白いと思った。

Yuma K.グローバルな視点で見た亀田製菓の魅力をお伝えするために、今日は、「海外」に接点のある社員の皆さんに集まっていただきました。まずは、中国出身で留学生の日本市場向けの営業を経験されているYinxiong L.さんからコメントいただこうかな。

Yinxiong L.私は、大学から日本へ来て、入社3年目です。最初は新潟で営業を経験して、今は東日本支店北海道エリアに所属しています。

Yuma K.Yinxiong L.さんはどうして亀田製菓に入ったの?

Yinxiong L.はい。最初は外資系含めていろいろ情報収集をしていました。しかし、祖母がおせんべいをつくっていたことや中国にも米菓会社があって、亀田製菓に親しみを感じたんです。それに亀田製菓は米菓以外にも、大豆ミートや米粉パンなどの食品事業や、お米由来の乳酸菌の研究もしていてこれから事業拡大の可能性が高い会社だと思ったからです。

Yuma K.34歳で、海外の現地法人でCOOを任されているRyuki S.さんは、どんなきっかけで亀田製菓を選んだんですか?

Ryuki S.私は幼少期をアメリカで過ごしたので、商社を中心に見ていましたが、ちょうど亀田製菓が海外強化の時期だったので、成熟した市場より、自分の力で海外を切り拓く方が面白そうだと思ったんです。そして、3年目で海外事業に携わって以来、営業・マーケティング・商品開発・経営戦略などを経て、今はタイの「Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.」のCOOに就任しました。ここでは、生産を中心にマネジメントしており、私自身も初めての経験ばかりですね。

Yuma K.私は、入社5年目に海外事業部に異動し、中国に長期出張していました。今は東京にある海外事業部で中国とベトナム、タイ、アメリカを担当しています。私が亀田製菓を選んだ理由は、強い主力製品があることでした。というのも、私は学生時代、中国に留学していまして、実家から「亀田の柿の種」わさび味を送られた経験があります。それを各国の留学生に配ったらとても好評だったんです。それで、みんなを笑顔にできる商品っていいなと思ったのがきっかけでした。

Yinxiong L.
2020年入社
営業本部 東日本支店北海道エリア

中国出身で、2014年に来日。1年半日本語学校へ通ったのち、日本の大学でキャリアデザイン学を専攻。両親の言葉から人生の多様を考え、海外で学ぶことを決意し、留学先に日本を選んだのは、日本のバスケット漫画がきっかけ。入社後の2年間は東日本支店新潟エリア、現在は同支店北海道エリアに所属。
※所属は2023年3月現在

世界でKAMEDAは知られてないけど、
食に関する意識も違う。

Yuma K.海外でのビジネスの進め方について、まずは駐在経験が豊富なRyuki S.さんに、伺ってみたいです。

Ryuki S.3年目でアメリカに駐在。当時、ロサンゼルスの拠点には正社員が4名ほどで経営企画からマーケティング、商品開発まで幅広い領域を担当していました。印象的だったのは、亀田製菓を知ってもらうために各地の展示会に出張し、商品提案をしたこと。特にお客様からの反応がよかったのはフロストと呼ばれる、白い砂糖がかかったおせんべいでした。

Yinxiong L.意外ですね。

Ryuki S.米国のスナックの多くは、甘辛がはっきりしたシンプルな味であり、独特の食感に加え繊細な味を持つ商品は珍しかったのです。しかも、あるアパレルチェーンの雑貨コーナーへの展開が決まり、それがNo.1商品になるなど、想定外の広がりがありました。

Yuma K.私が海外ビジネスに関わる中で、感じるのは世界ではまだまだKAMEDAブランドが通用しないことです。海外の多くの方が亀田製菓を知りません。一方、世界で米菓市場は約9000億あり、約85%がアジアです※。その次が北米、ヨーロッパと続くので、私はまずはアジアを攻略し、その後、世界へと市場拡大していきたいと考えています。日本では、米菓というとおせんべいですが、世界で見ると、いわゆる“ポン菓子”やソフトタイプが主流で、嗜好性が違うのも面白いところですね。また、日本と親和性があるベトナムは、スーパーマーケットにおせんべいの棚があったりするんです。
※諸説あります

Ryuki S.米菓の魅力は、他の素材と違って多様な食感が演出できること。硬いもの、ふわふわなもの、揚げたりなどなど。各国の嗜好に合わせた商品開発も可能なところです。

Yinxiong L.Ryuki S.さんは、米国でオーガニック商品のプロデュースも経験されたんですよね。

Ryuki S.向こうではオーガニックに対しての意識が非常に高いです。出向していた「Mary’s Gone Crackers, Inc.」の商品はキヌアやチアシードなどスーパーフードをふんだんに使ったもので、オーガニック認証も受けています。これは地元の高級スーパーなどで販売されていますが、今後はリージョナルチェーンなどに対して、どのように拡販するかが勝負なので、これからが非常に楽しみです。

Ryuki S.
2011年入社
Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.

英語コミュニケーション学科専攻。入社後の3年間は新潟で営業を経験。3年目に海外トレーニーとして2年間 KAMEDA USA, INC.へ。2016年から海外事業部で欧米の子会社管理とクロスボーダービジネスに関わり、2020年にMary’s Gone Crackers, Inc.へ出向。2022年12月にSingha Kameda (Thailand) Co., Ltd.のCOOに就任。
※所属は2023年3月現在

世界を舞台にさまざまな経験を積むことで、
磨かれるビジネスへの視点。

Yinxiong L.私はまだ国内の営業しか経験していませんが、米菓に親しみのある私でも、ここ日本で営業することでいろいろな知見・ノウハウが溜まってきました。皆さんはいかがですか?

Ryuki S.亀田製菓でグローバルな仕事を経験する面白さは、さまざまな国の文化に触れるだけでなく、若い時から大きな役割を任されることだと思います。実際に米国の現地法人に赴任している時も経営に関わる経験ができましたし、今は、タイの生産体制を軌道に乗せることに邁進中ですが、アジア全体の経営戦略も考えているところです。

Yuma K.亀田製菓の海外ビジネスにはとにかく伸び代しかありません。世界でブランドが通用しない反面、「守り」でなく「攻め」の提案ができる。ある意味、自分次第でどこまでも広げられるわけですから、ワクワクしますよね。

Yinxiong L.私も、ゆくゆくは海外の仕事がしたいと思っています。亀田製菓を通じて世界に米菓を届けたいし、中国でも米菓ナンバーワンを取りたいです。そのために、今の営業現場でもっと力を身に付けていきたいと思っています。

Ryuki S.海外事業部は今、やりたいこともやるべきこともたくさんあります。それこそ、仕組みをつくるところから始まる仕事がほとんどなので、小さなベンチャー企業を立ち上げる感覚に近いのかもしれません。これから新しいチャレンジにワクワクできる人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

留学生の皆さんへメッセージ

学生の頃は「日本語上手だね」と言われましたが、営業になりたての頃はちょっとした言葉の間違いで、お客様から誤解されることもありました。もちろん、当時は辛かったですが負けず嫌いな性格もあり、「皆より頑張らないと!」と気持ちを切り替えてきました。今では、「Yinxiong L.君なら」と信頼してくださるお客様がほとんどです。上司や先輩が相談に乗ってくれたり、気分転換にドライブに連れて行ってくれたりと周りの環境にも恵まれていたと思います。
亀田製菓は今、「グローバル・フード・カンパニー」を目指す中で外国籍の社員も増えてきています。お昼休みに英語圏出身の社員が英語教室を開くなど、社内では国籍を超えたコミュニケーションも盛んです。2022年6月にCEOに就任されたジュネジャさんがインド出身なのもあり、益々グローバルの気運がより高まっていくと思います。サポートも充実しているので、安心して自分の目標に向かって打ち込める環境だと思います。

エントリー & マイページはこちら