Interview社員紹介

「無限エビ」を生んだのは、
部門を越えて紡ぐ情熱

Takashi S.

Takashi S.

商品開発
商品本部 新価値創造チーム

Takashi S.

商品開発
商品本部 新価値創造チーム

商品本部 新価値創造チーム マネージャー 2006年入社
農芸化学科専攻。食品化学の研究室に機能性や効能について研究。飲食店で調理のアルバイトを通じて、ものづくりに興味を持つように。就職活動では、製菓メーカーや食品メーカーを志望。亀田製菓を選んだのは、地元の新潟で仕事がしたかったことと、面接を通じて風通しの良さに惹かれたことから。入社以来、スーパーマーケット向けの新商品開発に携わる。
※所属は2023年3月現在

「難しい」でも、やろう。
そう背中を押された新人時代

食べることが好きで、大学では食べ物の機能性や効能の研究に打ち込みました。 入社以来、スーパー向けの新商品開発をしていますが、一人前になれたと感じたのは5年目に主担当として新商品開発に携わった頃。担当商品は生地にチーズを練り込んだ、プレッツェルのような新感覚のあられ「チーズリッチ」です。今までにない力の入った商品で、目標品質も決まりいざラインで試作に取り掛かろうとしたところ、なんと生産現場側から「リスクが大きすぎる」と言われ、試作を進めることができず。実は、チーズはアレルゲン成分なので、慎重にならざるを得なかったのです。しかし、上司がなんとかできるように一緒に課題とリスクの洗い出しを行ってくれ、工場と何度も打ち合わせを重ねて説得に成功。最後は工場からも「そこまでやるのなら難しいけどやってみよう」と言ってもらえたのです。そうして始まった試作でしたが、実験室のような食感にならないという課題にぶち当たったりと、量産化の難しさを思い知りました。ですが、その壁も開発・現場一丸となって乗り越え商品は発売に。みんなで一つになれたことが大きな達成感につながりました。

20種のエビから選び抜いた
無限エビの開発

マネージャーになってから印象的だったのは、「無限エビ」の開発です。きっかけは、海老せんやスナックが数ある中、「どこよりもおいしい、海老の味がしっかりする揚げせんをつくりたい」と商品開発メンバーと意気投合したことです。味の要となる海老は、産地や大きさなど異なる20種類の中から検討。海老を丸ごと使うことにこだわりました。また、味をひきたてる塩もチーム全員で探し、「これだ!」となった五島灘のものを使っています。こだわりの詰まった「無限エビ」は、プロモーションにも力を入れ大ヒットとなりました。背景には、「ライススナックとして若い人やファミリーにも食べてほしい」という私たちの強い想いがあったからこそ、だと思っています。
また、発売当初は、1種類の海老しか使用していませんでしたが、リニューアルでは2種類の海老を使って、さらに風味豊かに仕上げました。無限エビは今後もお客様の笑顔のために、無限に進化し続けていきます。

米菓×これまでにない製法で
まだ見ぬ菓子を送りだしたい

そんな話をすると、商品開発の仕事がとても華やかに見えるかもしれません。でも、実際働いていて痛感するのが、独りよがりの商品をつくったとしても決していいものにはならないということ。マーケティングや営業などとも話し合い、みんなで「これができたら面白いね、お客様が喜んでくれそうだね」とワクワクしながら商品のストーリーをつくり、パッケージを工夫し営業戦略を考える。若い感覚とベテランの技術、部署を超えた想いが融合して、新しい何かが生まれることが大切。ヒットとは、最高のチームプレイと、お客様に喜んでもらいたいという想いの賜物だと思っています。そんな私は現在、「新価値創造チーム」に所属しています。ここでは、枠組みに捉われない商品づくりがテーマで、今後は米菓だけでなく幅広い商品を開発していく予定です。挑戦したいことは、米菓の技術や製法と他のお菓子の技術や製法を掛け合わせてみることです。“亀田だからできること”を広げていくのが次の目標です。

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