「亀田の柿の種号」を店舗へ
ファミリー層をひきつけた
私は入社以来、営業を担当しています。最初の4年間は新潟に配属、担当チェーン店の各店舗に足を運び品出しのお手伝いをするなど、まずは自分を売り信頼を築く営業からスタートしました。やがて、少しずつ「何か面白いことない?」と声をかけられるように。特に印象的だったのは、県内の大手チェーン店に提案したイベントです。バイヤーの方から「亀田の柿の種で売上の山をつくれないか?」と声をかけられたがきっかけです。実は「亀田の柿の種」は年間通じて一定の売上が見込めるので“山”をつくりにくいのです。頭を悩ませていると、直近、自社の広報のために「亀田の柿の種号」というユニークな車ができたことを思い出し、これを呼ぼう!と。いわゆる4輪車の上に大きな柿の種の模型が載り可愛くて目をひきます。提案は成功し、当日は、家族連れからも大好評。お客様からもとてもよい評価をいただけたのです。
“減塩の米菓”と“健康茶”
会社を超えてコラボ
その後、首都圏支店さいたまエリアに異動。首都圏の特徴は “ロジカルな提案”が必要なエリア。これまでのやり方が通用しない、と当初は戸惑いました。でも、この状況を突破できたのも“企画”でした。
目を付けたのは「減塩
亀田の柿の種」です。健康診断シーズンに向け、健康茶を持つ飲料メーカーとキャンペーンを仕掛けようと考えたのです。しかし、他社とのコラボなど社内初。恐る恐る上司に相談すると「いいね!やろう」と。早速、飲料メーカーのアポをとり話はどんどん前に進みました。そして、店頭でのイベントも大成功。多くの買い物客から注目を集め、お客様からも大きな評価をいただくことができました。
また、この飲料メーカーとタッグを組んだことで、自社の商品をいかに売るか、ではなく、担当するコーナーの売上をどう上げるかなどの視点を身に付けることができたのです。
この当時、若手中心に活動する「元気PJ」という社内プロジェクトにも参加。普段、営業に行かない居酒屋チェーンに当社商品を使った揚げ物メニューを提案してみたり、通常業務以外にもさまざまな活動を行っていました。