品質への取り組み
お客様に「健康」「おいしさ」「感動」をお届けするため、
安全で安心な製品づくりに、
日々、力を注いでいます。
職人技をデータ化して
いつも同じおいしさに
工場では日々、たくさんの商品がつくられていますが、それらは年間を通していつでも同じおいしさでなければなりません。そのため、数々の数値化されたデータによって、製造工程を管理しています。たとえば、亀田の柿の種は1.6mmの厚さにカットし、200度~300度の熱風で焼きます。暑い夏場には生地を5℃の水で冷やすことで年間を通して同じ食感をつくり出しています。これらのデータは職人が積み重ねてきた技を基に数値化したもので、そこにはつくり手のおいしさのこだわりが息づいています。
1時間ごとの
食味チェックで品質を保つ
データに基づきしっかり管理してつくられた商品には、さらに厳格な検査を行っています。それが、人間の味覚による食味検査。難しい社内試験に合格した食味検査員が実際に製品を口にし、品質が基準を満たしているかチェックします。この検査を1時間ごとに行うことで、機械では判別できないような、味やにおい、食感などのごくわずかな違いなどを検出、常に一定の品質を保持しているのです。
徹底した品質管理で
異物混入を防ぐ
製品の安全対策にも万全を期しています。製品を生産する工場では、従業員は専用の作業服、帽子、マスクを正しく着用し、入室の際には手洗いを徹底。また、エアシャワー、自動シャッターを活用して、二重三重の異物混入対策を施しています。一方、生産ラインでは、原材料への異物混入などを見極める色彩選別機、できあがった製品に対して製造工程での異物混入がないかを検査するX線検査装置などを用いて安全を担保しています。なお、国内4工場は国際的な食品安全規格である「FSSC 22000」を取得しています。
食感と味付けに
真剣にこだわる
おいしい米菓をお届けするため、食感や味付けにはこだわりぬいています。たとえば、1976年に発売されたハッピーターンは、繰り返し進化を続け、現在では口に入れると塩味→甘味→うま味→甘味という流れがある味わいをつくり、食品開発研究所の味の見える化(官能評価)によりそのメカニズムを解明しました。ほかの商品についても、お客様調査を実施し、試行錯誤を繰り返すことで現在のお客様の嗜好に合ったおいしさへと進化させています。
アレルギー情報を
正しく伝える
加工食品には、アレルギー物質(アレルゲン)のうち「特定原材料」とされる7品目が表示を義務づけられています。さらに、「特定原材料に準ずるもの」として表示を推奨しているものが21品目あります。当社ではこれら28品目のアレルギー物質について、使用状況をパッケージに表示しています。さらに、ホームページ上に設けた「アレルギー検索」では、お客様が指定したアレルギー物質を原材料として「使用していない」商品を検索し、表示することができます。
アレルギー検索
放射性物質を
厳しくチェック
お客様に安心していただくため、使用する原材料中の放射性物質についても厳しくチェックしています。原材料は、国や各自治体が行っているモニタリング調査結果と、2012年4月施行 の食品中の放射性物質の新たな基準値をもとに、適切なものを使用。また、2011年8月に導入した放射性物質測定器(NaI シンチレーションサーベイメーター・ガンマー線 スペクトロメーター)によって、各工場で使用する国産原料米のサンプリング検査を継続的に実施しています。さらに、定期的に外部検査機関に依頼し、第三者による分析も実施、幾重にも安全性を確認しています。
放射性物質に関する対応について
放射性物質に関する対応について
品質と安全性が確保された
原材料を使用
使用する原材料は、「原材料規格保証書」を取得しています。農産物なら産地や農薬・抗生物質などの栽培記録などを、加工品は原材料や添加物、製造工程での混入物などに関する情報が明示されたもので、調達先や工場と協働することで、トレーサビリティを確保しています。また、自社および外部でも独自の検査・分析を実施。なお、原材料のお米は「米トレーサビリティ法*」に基づき、対象となる商品についてはパッケージ裏面の原材料名欄に米の原産地を記載しています。
*米トレーサビリティ法とは、米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律です。お米を主原料とする「米菓」も対象となっており、米穀等の取引等の記録を作成・保存することと、産地情報をお客様に伝達することが義務付けられています。
お客様の声を
商品づくりに活かす
お客様相談室に寄せられたご意見・ご要望は、工場や関連部署に必ず伝えて、品質改善や商品開発に活用しています。たとえばパッケージ裏面に表示されている内容量については、商品のグラム表示に加え枚数を表示したり、個包装については合計枚数のみの表示から個包装の中に入っている枚数を表示するなど、一部商品の表示を変更しました。また、環境に配慮してパッケージをスリム化する、トレーのふたをはがしやすくする、個包装の文字色を読みやすい色に変更するなど、さまざまな改善を行っています。皆様の声に耳を傾け、より満足いただける商品の提供に努めます。
お客様相談室