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パワフルなエネルギー源
お米の栄養の約8割は炭水化物で、その消化吸収率は98%と、とても効率のよいエネルギー源です。ごはん茶碗1杯分が生み出す運動量は234kcal。これは徒歩約120分、ランニングなら約40分に相当します*。まさにお米は体を動かすガソリンです。
また、ごはん茶碗1杯分の白米には、たんぱく質が牛乳コップ約1/2杯分、食物繊維はセロリ約1本分、亜鉛はブロッコリーのなんと約1/2個分も! ミネラル類やビタミンB群などもバランスよく含んでいます。
*ごはん茶碗1杯分=150g、体重50kgの場合で計算。もっと詳しく
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たんぱく質の
「質」がいい穀物人体を構成する20種類のアミノ酸(たんぱく質)のうち、体内で作り出せない9種類を「必須アミノ酸」といい、食事などから摂る必要があります。必須アミノ酸の配合バランスを評価したものが「アミノ酸スコア」。卵や牛乳、肉などは100点満点のたんぱく源です。
同じ主食の小麦と比べてみると、小麦粉56に対してお米は93。どちらも100には及びませんが、お米は納豆などの大豆のおかずを加えるだけで、簡単に100点満点を取ることができます。[参考]- 「新カラーチャート食品成分表(増補)」/教育図書
アミノ酸スコアの比較
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噛むことですこやかに、
よりおいしく噛む効用が注目されています。唾液を増やして消化吸収を助け、口中を衛生的に保つ。早食いを防止し、少量で満足感を得やすくなる。食欲を抑えるホルモン分泌を高める。あごを使う刺激で脳の生理作用が活発化するともいわれます。
噛めば噛むほど甘くなるのは、お米ならではのメリットです。現代の食事は柔らかく食べやすいものが増え、よく噛む機会が減っています。そんな時代に、しっかり噛んで味わう米菓の価値はあなどれません。[参考]もっと詳しく
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お米やおせんべいで
からだをサポートごはんは、食後の急激な血糖値の上昇を起こしにくい主食といわれています。米粒のままなのでパンや麺よりも噛む回数が増えたり、みそ汁やおかずと一緒に食べたりすることで、消化・吸収がゆっくりになるからです。また水を吸って膨らんでいるため、満腹感のわりにカロリーが少なめというメリットも。
おせんべいは、炊いたお米をさらに焼くことででんぷんが消化されやすくなる「α化」を経ているため、胃に負担をかけません。そして、ごはん同様に噛むことでの満腹感も得られる、からだにうれしいおやつです。[参考]- 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構「糖尿病の予防・改善のための食事・栄養管理の基本」
- 北海道大学大学院教育学研究院「Morning Mastication Enhances Postprandial Glucose Metabolism in Healthy Young Subjects」
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研究から誕生した
乳酸菌には、
お通じ改善や
抗アレルギー効果がみそ、しょうゆ、日本酒、漬物など、日本の発酵食品には乳酸菌が深く関わっています。最近は乳酸菌の健康効果に着目した健康食品も続々と登場しています。
亀田製菓の食品開発研究所が発見した「お米由来の乳酸菌K-1」と「酒粕由来の乳酸菌K-2」も、人の健康に寄与する乳酸菌です。「お米由来の乳酸菌K-1」には、便通を改善する整腸作用と肌の潤いを維持する効果があることが判明しました。「酒粕由来の乳酸菌K-2」には、アトピー性皮膚炎やスギ花粉症などのアレルギー症状の緩和作用、インフルエンザ感染による症状の軽減作用が実証されました。
日本人にもっともなじみ深く、相性がいい「お米」から得られた乳酸菌を、一人でも多くの方の健康管理にお役立ていただけるよう、さらなる研究開発に取り組んでいます。[参考]- 亀田製菓「お米由来の植物性乳酸菌研究所」
乳酸菌の電子顕微鏡写真
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グルテンフリー
という選択お米が「グルテンフリー」な穀物として海外で脚光を浴びています。グルテンは小麦の8割を占めるたんぱく質で、小麦アレルギーを引き起こす原因物質のひとつです。グルテンフリー食品は、麦を主食とする欧米で食事療法として誕生しましたが、今ではダイエット法としても注目されるように。パンやパスタ、うどん、ラーメンなど、日本の暮らしにも小麦は浸透しています。健康法のひとつとして、食事やおやつにお米をバランスよく取り入れてみてはいかがでしょうか。
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